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刻字について

刻字について

刻字の始まり 紀元前1600年頃の甲骨文あたりに始まります。
亀の腹甲に刻されたもので占いの結果が刻されたもの。近年更に紀元前2000年頃の陶辺刻字も見つかっていますが、まだ解読には至っていません。
従って、刻字の始まりは、およそ今から4000年前にさかのぼるとも言われています。
刻字とは 文字を刻すとういう行為は、文字の起こりとほぼ同時期に行われてきたと考えられ、4000年の歴史がある訳です。
現代のような印刷技術の無かった頃、石や木や金属あるいは獣骨文字を刻して保存してきた歴史です。
古くは、美しい書跡を上手な刻し手(職人的な人)が刻していたのが大半で自分の書いた書を自分で刻すという事は見られませんでした。
そこで現代に至って現代刻字という考え方が生まれました。自分の書いた書をさらに生かすように自分で思うように刻すという表現形態で、アートとしてとらえます。それが現代刻字「自書自刻」の精神です。
普及活動 論古社では、普段のおけいこで書を基本から学びながら年に数回、刻字作品を制作し、春の論古書展で発表し、お互いの研鑚に務めています。
また初心者のために講習会を開いて普及に務めています。
日本刻字協会 全日本的な組織で、会報の発行はもとより、講演会、研修会、そして刻字作品のみによる日本刻字展という公募展を毎年、東京都美術館で開催し一般の人たちへの理解に務めています。
刻字の魅力 何といっても平板な書の世界が、半立体的な世界に変貌することです。
書の線に刀の鋭い切れ味を加えて更に魅力あるものとなります。
さらに加えて、着色する楽しさがあります。単なる白黒の世界から抜け出して、色の組み合わせの面白さは、正に絵画的要素をも秘めています。